超越者



それは……


どいつもこいつも相対性理論を無視しまくってる







そして! ここにも一人の超越者がいる!


だがぁ!
そんじょそこらの超越者とは



の違いがあるのだ!


そう、この男は








最強の超越者なのだ!












口からは





更にはぁ!


太陽系アンドロメダ
べっごべごにしちまう












これでもかってくらいヴァイオレンスなこの男の名は



死舞血 酒盛



またの名を超越破壊神



そして今ぁ!



最強の超越者は!




電話をしていた!

超越戦闘5!
鉄壁頑強噛み付き男 捕屍廼


「ええっ!? ちょい待って! 俺を訴えるですって!」


いきなりだったので死舞血は目が点状態だった!
そりゃあもう
所さんもびっくりなほど目が点である!


『そうだ! あんたがよけーな事したから俺奥さんに逃げられたんだ!


この男は死舞血のおかげで浮気がばれたのだ!



「あんたが浮気したのが悪いんじゃん! 大体なんで俺が調べたってわかんのさ!」


そう、探偵としてそれは知られてはいけないはずなのだ!


奥さんに教えてもらった」



……



「うそー!!??」



死舞血天使悪魔驚いた!


えっ? それってあれですか?

奥さんもお金欲しいんですか!?



「冗談じゃねぇ! おたくらに金なんてださねぇぞ!」


死舞血は超越者らしく啖呵を切った!



『あ〜、その点は大丈夫。
もう出すところに出したから』



……






「うそー!!??」



最近真面目に仕事をしていた
死舞血天使悪魔




もう一年分ぐらい驚いちまってしょうがねぇ状態だ!




『と言うわけで明日の朝10時に
の現場ver法廷!(名前
に来てください』


死舞血はボーを片手に口を開く!
そしてぇ!


「はいはい
の現場ver法廷!(名前
ですね。分かりました」



メモした!

最強の超越者は
几帳面なのだ!







がちゃん







……



「やっちゃたよ俺!」



それは誰にでも分かる!
「行く事無ぇよ。間違った事しちゃいねぇんだ」
「う〜ん、そうかな〜」
「そうそう。間違って無いんだったら行かなくて良いわよ」
「意見の一致は珍しいな。そうしようか」
「いかねぇと罰金取られるぜぇ〜」

死「いくぞ!」


最近脳内会議で幅を効かせている蛸の一言で出廷が決まった!
知能にばらつきがあるのだ!


一方その頃!



嘘みてぇに歯の鋭い男が書類を眺めていた!



「あ〜、奥さんは子供いんだ。一週間前に離婚成立の、旦那それが原因で無職」



その凶暴そうな男の目には
知性光っている!



「訴えたのは旦那で訴えられたのは探偵。なんだ、逆恨みじゃん」



男がお茶をずずずーってやってるところに別の男が割って入った!
そりゃあもう、




「ところがですね先生! こっちの旦那についてるのは
北岡って言う弁護士なんですよ!」



「あらら」



このあらら色んな意味あららなのだ!



「あの噂のスーパー弁護士か。でも俺だって
噂の超越裁判官だしぃー!
無視して決めちゃうよマジで」



そしてせんべいをバーリバリしちまうのだ!






そう!
この男は泣く子も黙って死刑にするという
































「前から思ってたんすけどもしかして先生って
超越者っすか!?」



しばしの沈黙!
そしてぇ!



「んな分け無いじゃーん!
なに言ってんの高橋ちゃーん」




高橋ちゃんは納得する!



「そ、そうっすよね。この民事もかるーく流しちゃうんでしょ」



「そうそう、こんなの却下しちゃって次いこう次」








しかぁーし!



そんなのは真っ赤どころか真紅の嘘この男はマジもんの





  





その超越能力





















林檎を噛んでも血がでねぇどころか
プラズマを出すと言うよく分からねぇ男だ!




その名は





捕屍廼!

ほしの!

ホシノ!

HOSHINO!

牙裁強!

がさいごう!

ガサイゴウ!

GASAIGO!

捕屍廼牙裁強!

ほしのがさいごう!

ホシノガサイゴウ!

HOSHINOGASAIGO!





職業 裁判官
人妻と不倫中 35歳
戦歴 50勝無敗


またの名を


鉄壁頑強噛み付き男!




超越者の中でも
きゃーなり強力な部類に入る!




「はい次。え〜っと、家で飼っていたたぬき型ロボットが故障。その際メルトダウン
家が溶解した。
23世紀の開発元に訴えたいのですが、と」




捕屍廼は今度はみかんをむく!
そしてェ!




「あらら」


このあらら色んな意味あららなのだ!


翌日!
AFTER DAY!




死舞血は自家用車(自転車で
の現場ver法廷!(名前

到着!





色々と
よく分かんねぇ面倒な手続きの後
滞り無く





裁判開始
私立探偵死舞血酒盛
VS
無職旦那


「え〜、裁判長はちょっといざこざがあって遅れますので勝手に進めてください」


明らかにやる気の無ぇ男がそんな事を言いやがった!
それは怪我ばかりしている新庄も
う!


「被告」


「つーか俺は奥さんに頼まれてしただけです。
別に分かれてもそれは旦那の浮気のせいでありまして」


「異議あり!」


死舞血が説明していると向こう側の
噂のスーパー弁護士が
大声を張り上げた!


「被告はプライバシーを完全に侵害しています!
例え探偵でも尾行は明らかにストーカー規正法に違反しています!」


ぎくくぅ!


「そんな事言ったって探偵ですし!」


「探偵ならば許されるのかね!」


ぎくくくぅ!


「でも離婚したのはそっちの勝手じゃねぇか!」


「大体離婚の原因となった浮気騒動も
君の送ってきた書類を見せてもらったが
よく分からん内容であったし証拠写真も無かったではないか!」


ぎくくくくぅ!


「パソコンは苦手なんだよ!
それにちゃーんと証拠写真のほうは送ったぜ!」


「奥さんにそれについて尋ねたところ
送られなかったと言っていたぞ!」


……?


「ハメられた!?」


最初っから奥さんはグルだったのだ!


それともこれが



と、そこへ
裁判長が登場!



なんかすっげえ歯が鋭い!?





その時!






                   
                           
  
                        
             
                              






超越者の間に友情が築かれたのだ!



「裁判長! 既に判決は決まっているはずです!」


なーんて噂のスーパー弁護士は言っているが


死舞血はプップクプーの屁の河童!
得意げの顔で鼻息プッシュー!




捕屍廼はトンカチをカンカンする!
そしてぇ!


「判決を言い渡す。
被告、死舞血酒盛は













































































「死刑!」













































































超越感覚発動!


                          
              
           
                         
                   










速攻で火炎放射!

10兆度の火炎でもうあっちこっち蒸発の爆発のすっげえ事になってるが気にしねぇ!


炎が捕屍廼に
直撃!
TYOKUGEKI!



今までこれで倒せない超越者はいなかった!


しぁかし!








「がっはっは!」






爆炎の中から捕屍廼が現れた!
嫌んなるほど綺麗な白い歯が眩しい!




「な、なにぃ!」




こいつ滅茶苦茶頑丈なのだ!



「つぎはこっちからいくぜ! がー!」



野生の捕屍廼の噛み付き攻撃!



がぶり
「きぃゃー!」



効果は抜群だ!



死舞血の頭にデケェ歯型が出来るほどの威力だ!




がぶり
「きぃゃー!」

がぶり
「きぃゃー!」

がぶり
「きぃゃー!」

がぶり
「きぃゃー!」

がぶり
「きぃゃー!」

がぶり
「きぃゃー!」

がぶり
「きぃゃー!」




その歯形が全身についた死舞血は既に血だらけだ!

噛み付きは


単純に痛いのだ!





や、やばい、このままでは死ぬ、死んじまうぜマージでー、信じまったら誰が探偵やるんだよ、っていうか探偵は一杯い
るじゃん、探偵といえばあの実は高校生の少年探偵ってなんであんなに殺人現場にあうのかねぇ、あいつは死神だよ、
うん、あいつがいなけりゃ世界は平和、加えておっちゃんの体勢は不自然だとなぜ誰も気付かんのかねぇ、っていうか
やばいぜやばいぜやばくて死ぬぜ〜






なんて一頻り考えたがなにも思いつかないのが世の常!


しかし死舞血は最後の力を振り絞ってその




プゥぁンチ!




ぱきーん




「折れたぁ!?」



そんなブランクな言葉と同時に
捕屍廼の前歯からは血がブッシュー!




「歯磨きを怠ったな!」



そして死舞血は富士山を吹き飛ばすようなパンチで















そして怒りでパワーアップした
100兆度火炎放射が




超越直撃!
TYOECTUTYOKUGEKI!



捕屍廼辺り一瞬んだ!



勝負あった!

超越状態解除
勝者
超越破壊神死舞血酒盛



「チクショー! あいつが最強の超越者死舞血だったのかよ!」


既に歯の生え揃っている捕屍廼は今ごろ気付いた!



他にあんな名前あるわけ無ぇだろ!



「それにしてもここは……どこだ!」


どうやら
アンドロメダ銀河辺りまで


ぶっ飛ばされたようだ!



「おのれ〜、宇宙空間ではなにも出来んな〜」



そこへ!
明らかに宇宙船ってかんじの乗り物が現れた!



『ナンダコリャア。マアイイヤ。俺達宇宙海賊ガ頂イチマオウ』


なんとそれは宇宙海賊の宇宙船だったのだ!
何でそんな声が聞こえたかというと



超越者だから!



「海賊行為は死刑だ!
がー!」



それからしばらくの間、捕屍廼は地球に帰るまで





として君臨したと言う!



「あ〜あ、すごい迷惑だった」

死舞血はさっさと帰宅してうがいをしていた!
最強超越者几帳面なのだ





と、そこへ電話が!





「はいはい、安心確実金利無しの死舞血探偵事務所です」




ちょっと聴いたら引いちまいそうな言葉で応答する!




「あの、旦那が浮気してるみたいなんで調べて欲しいのですが……」




阿寒!
あかん!


色んな意味で


あかん!



「奥さん、とりあえず落ち着いて。今一人? 子供は? 仕事してる? とりあえずCM」


本当の意味で動揺しきった死舞血はなぜか
みのみょんた
になってしまった!



探偵という業!
最強の超越者である業!





今は全く関係無ぇのであった!

次回予告!
死舞血の1,5倍の能力!
復   や
讐 つ

再 銃
来   弾
滅 仮 死 舞 血
死の危険と共に

次回!
超越破壊メカ 滅仮死舞血
超越ご期待!

戻る
次!