超越者

それは……


宇宙が生まれて以来究極にして最強の存在だ!


どのくれえ究極に最強かと言うと






思わず関西弁
なってしまうほどだ!




そしてここにも一人の超越者がいる!



とんでもねえの揃いの超越者の中でも最もとんでもねえそいつは……









超越者最強!






そしてその気になれば惑星を楽勝でボロボロに出来る


身    体    能    力


その名は




 





そして今!






その最強の超越者は!











テレビを見ていた!


超越戦闘3!
超越天才科学者 X星人


「おーいおいおいおい。おーいおいおいおい。良かった。良かった……」

その時死舞血はWAWAWで


サトラーレ


を見て泣いていた!!


そう!

















死舞血は結構もろいのだ!

















そんなこんなでスタッフロールを見終わった後死舞血は新聞紙を広げる!



「うーん、BZでがあるなあ。いいなあ。好きなんだよなあ」



前回の仕事でかなりの報酬が入ったのを良い事に死舞血は営業もせずに



衛星放送三昧

感動三昧だった!



もう駄目人間の体を成している死舞血だが



実は仕事溜まってます!


でもそこはまあ現実逃避も含めて名作に集中している









一方その頃!

宇宙から何をどう考えても



だと思われる飛行物体がテレビ局に着陸した!
そしてそこから顔に









の文字がある覆面を被った男が出現した!


「ふぃ〜、超越スピード航行は疲れるわい。はて、ここが地球かの。随分と
酸素濃度
の濃い星じゃの」


どうやら年寄りのようだ!


日本語が流暢だが

そこはやはり宇宙人ということで割愛!



「はてさて、仕事に掛かろうかの。
カモン!作業メカ!
あのアンテナをジャックするのじゃ!」


いきなり老人が指を弾きな声を張り上げるとUFOの中から






極限なまでに鍛え上げられた肉体美を誇るアメコミヒーローも目ん玉飛び出す

マッチョメン

たちが現れた!


次々に機材を持ってきてはアンテナにいろんなもんを取りつけては口々に





「良い仕事してるぜ兄貴!」







なんて言ってるもんだから喧しくて適わないのだが老人はヘッドホン当てて

を聞いて気にしてませんでした!



「終わりましたぜ旦那!どうぞ始めくだせえ!」


そんなこんなで作業が完了したようでマッチョメンはカメラとか照明とか音声とか
まあ早い話
撮影体制


さあさあ、照明の中に飛び込んだ老人は目の前のカメラに向けて視線を向ける。
いやあ、覆面をつけてるとメイクの必要が無くて良いなあと、
マッチョメン型作業メカ数人が言ってるあたり結構手馴れてる感じ。


「始めますぜ旦那!カウント!」


「うっしゃあ!3、2、……」


そっから先は指でサインを送る。やっぱ手馴れてるようだ!


「はーい。地球上の諸君。元気かの?まずは自己紹介じゃ。わしは

 エックス  X  EKKUS
セイ  星  SEI
ジン  人  JIN

じゃ!


宇宙最強の科学力を持ってるから地球征服とかも楽勝なんがの、

そんな事にゃあ
興味が無いんじゃあ!


地球で最も強い猛者どもよ!


わし戦いに来い!


わせと住所はこちら!」


そう言ってX星人は手元を指差して何かやってる


ちゃんとそこにはお問い合わせと住所が表示される予定だ!


生放送でもそのあたりは最強の科学力で
放送事故の心配は無い!


「ちなみにわしに勝てたらこの



パジェロパジェロパジェロパジェロパジェロ(エコー



をプレゼントしてやる!」



そう言って撮影終了。


「はい!OKでさあ!」

「お疲れさーん」

「次の準備しとけー」

「機材のチェック忘れんなよー」



プロだ!



それはともかくこの老人は






















なのだ!



超越能力は







超越レーザーに
超越バズーカに
超越拳銃に
超越弓矢に
超越ナイフに
超越斧に
超越石器に








まあとりあえず

超越者にも効果のある兵器

続々持っているのだ!




その名は!

さっき言ってたから


省略!


職業 宇宙放浪科学者
独身 30087歳

戦歴
6023勝無敗!


通称

超越天才科学者




超越者の中でも




「はてさて、バトルフィールドの東京ドームに向かうかの。んにゃ、その前に

記念撮影

じゃの。日本と言ったら富士山じゃ。うむ。

ホームページに載せれば結構受けるかも知れんしの」



いやもうあんた宇宙人ですか!?
って聞きたくなるような言葉が目白押しだがそこは



超越天才ってことで
説明可能なのだった!



「まったくよー、なんであのじいさんはネラがいいやつだって分かんないかね〜。
あいつが金取るわけがねえじゃねえかよ。あ〜腹立つよまったく」


死舞血はまだ愚痴を溢していた!




そりゃあもう

を見て愚痴を溢す主婦のようにだ!





んがしかし!





雪の中でガキンチョが犬と合流したところで急に画面が切り替わりそこには

















覆面を被った
わけのわかんねえ野郎が!



そして!









「はーい。地球上の諸君。元気かの……」


なんて言い出すもんだから死舞血は



「……」



沈黙!




しかし!










「ちなみにわしに勝てたらこの



パジェロパジェロパジェロパジェロパジェロ(エコー



をプレゼントしてやる!」









なんて言い出すもんだから死舞血は

















「パジェロ良いじゃん」


















そのジャック番組の終了を確認した後ビデオの録画を開始!



最強の超越者に













死角無し!









車の免許は無いのだが!







そこではいつものように

読み買いジャイアント

が勝つのか負けるのか微妙な試合をしているはずだった……。






しかし!







今ここには





































人の山












が形成されていたのだぁ!
















そこに途中に出会った同じ目的の

超越者





ちょいと
ひねりながら死舞血が到着した!







「うおお!なんじゃこりゃあ!(松田優作風にね♪」







死舞血がびっくり仰天したのも無理は無い!

なんせ



読み買いジャイアント一の武闘派とされるキヨパラまでもがその山に含まれていたからだ!





「こいつはただもんじゃねえ。流石に

パジェロパジェロパジェロパジェロパジェロ(エコー

だけあるな」




死舞血の中ではもはやパジェロになってしまっているX星人であった!





「ふっふっふっがみっつ」






そこへ不穏な笑い声。少しばかり
古い
ネタで益々宇宙人であることが疑わしくなってきた
X星人
が現れた!




「手前がパジェロか!(違う」
「若いのう。わしに勝てたらやらんでも無いぞ」
「手前は……超越者か!だったら尚更見逃せねえな!」
「6100勝目は貴様じゃ。いざ」






星人


速攻で
火 炎 放 射 !


しかーし!
そこは超越天才のX星人!


Xバーリア!



ぬわぁあんと!

死舞血の火炎放射がよくわかんねえ装置に

ガードされてしまった!



びっくらこいてる死舞血に対してX星人は更に
よく映画とかに出てくる光線銃みたいのを取り出す!

Xブイーム!


紫色のビームが死舞血に発射されて


HIT!

「あっちい!あっちいい!」


しかし!
さすがそこは

超越者!


普通なら一瞬で蒸発するところを
熱い!
で済むのだ!


こんのやろぉお!



ってわけで死舞血は

ぶん殴り戦術に切り替える!






そして


パンチ!パンチ!パンチ!



ご老体にはきつすぎる打撃が次々と

ヒット!


回転しながらぶっ飛ぶX星人を踏みつけて止めに奪い取った光線銃突きつけた!
そりゃあもうハリウッドの悪人が泣いて喜びそうなシチュエーション!

さすがのX星人の額をが流れる!

覆面を被っていても超越者には分かるのだ!




これでパジェロ
死舞血のものか……!


誰もがそう思ったその時!


予想だに出来なかった事が!




































「……あれ?どうやって撃つんだこれ」




























最強の超越者は……

やは




「馬鹿め!」
ごもっともだった!


X星人のが再び展開!


死舞






更にこんどは

Xバンズーカ!


発射!発射!発射ああああああああ!




うぎゃああああああ……!





やばい……!



火炎放射で反撃するも例の


バーリア


でガードされてしまうのだ!



「ん?」



右手には光線銃が!



しかし引き金が無い!




どうすれば!





「……あのさあ。あんた銃身の部分持ってない?」






……






サンキュー蛸!



発射!



なんとXブイームXバーリア








相殺!
SOUSAI!





更にその穴に




火炎放射!




超越大爆発!


X星人はパジェロごと

宇宙へ吹き飛んでいった!


勝負あった!


勝者
超越破壊神死舞血酒盛



「ううーむ。宇宙空間では流石に速く動けぬのう」

超越者は宇宙空間でも大丈夫だけど結局
泳ぐしかないのだ!

「せめて宇宙船があればのう。うぬ?」

その視線の先には



パジェロパジェロパジェロパジェロパジェロ(エコー


が!



近づいてエンジンをかけると排気でちょっとだけ前進!

いける!

X星人。
ローテクを少しだけ見直したのだった!


結局パジェロは諦めた!
どうせ
免許は取れないからだ!



と、言うわけで素直に事務所に帰って(アパートだが

録画したビデオを見る!





……




目の前で変な形をした宇宙人が人間を追いまわしてます!
口の中から口が出てきたりします!
なんか溶けたりします!






あれ?






もしかして








録画チャンネル間違えました?

テンション↓


死舞血酒盛33歳


もうちょっと、もうちょっとだけ
機械を勉強しようと
思ったのだった!

次回予告!
若さゆえの勢いで死舞血を
圧倒する!
全ての能力を模倣する技士!
鋳蛇炬擬態乃信
その戦いに死舞血はあまりに大きな代
償を払うこととなる
次回!
万模倣魔人 鋳蛇炬
超越ご期待!
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